構造設計と室内試験による性能検証
- Manabu Kato
- 9月17日
- 読了時間: 1分
2025年8月までに、室内の水槽による性能検証を実施完了しました。
確認されたタービン性能
検証結果、期待された以下の結果を得ることができました。
周速比:2.0
パワー係数:0.28
流速2.0m/sにおいて1ユニットあたり発電量4.6kWの実現を確認
確認されたタービンの軽量化の効果
当社が開発する潮流発電機は、小型・軽量・アフォーダブルを追求しており、これはロードスターの理念と一致するものです。この思想が実現可能かどうかを検証するためにも、タービンの機動性、ブレードの強度確認が必要でしたが、以下のように良好な結果を得ることができました。
軽量化によりタービンの起動性が向上。(流速0.9m/sでタービンの自起動を確認)
ブレードの強度確認(特殊樹脂による軽量化を図っても強度が保たれることを確認)
今後のマイルストーン
次のステップではフルサイズモデルでの実海域での実証を考えており、2026年実施の予定です。
[実証性能]
・実海域流速2.0m/sにおけるタービン性能評価
・室内試験に対する性能評価
(発電量で数パーセント以下のロスを目指す。)
[実海域における乱流に対する耐久性評価]
・支持構造に関する耐久性データの取得

